お盆休みにかみさんと世界遺産の富岡製糸場へ行ってきました。
ここ富岡を中心とした絹産業が外貨獲得の貴重な輸出品として日本の近代化を支えていたことや、女工たちが女性の社会進出への先駆けとして活躍したこと等も知り、明治の時代を生きた人々のエネルギーや息吹を感じられました。
仕事柄どうしても展示してある製糸の器械よりも建物の方が気になり、展示室で天井を眺める始末。写真にも写した様に太い柱、梁は木造です。
木骨煉瓦造という特徴的な工法で建てられていて、骨組は木造で、壁は煉瓦を『フランス積み』で仕上げられています。また、屋根を支える小屋組にはトラス構造が用いらるなど西洋の建築技術が導入されていますが、屋根は和瓦で葺かれ、煉瓦積の目地には漆喰が用いられるなど日本の伝統技術も使われていて当時の職人たちが知恵を絞って格闘している姿が目に浮かぶようです。
見学を終え製糸場の門を出ると素敵な喫茶店が目に入り、乾いた喉を潤すため入店。搾りたてのグレープフルーツジュースとお店イチオシみそ味のカラメルで味わうプリンをいただきました。
ここでも天井を眺める。古民家を改装し落ち着いた雰囲気の店内。
ごちそうさまでした。
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